高垣邸の冷暖房
わが家の暖房は何にしようか?
ずっと悩んでいました。
冷房は基本的にエアコンしかないので、
悩ましいのは暖房です。
愛媛県松山市の最低気温がだいたい「0℃」。
真冬の室温を21℃にしようとしたとき、
わが家の断熱性能であれば、117 x 21 = 2457W
の熱を供給できればOK。
4人家族で、一人あたり100Wの熱を出すのと、
家電等からの発熱で、だいたい合計600W。
ということは、残り1857Wの熱があればOK、ということになります。
これ、6畳用エアコンが一台あれば事足りるレベルです。
そんな家にはどんな空調があればよいのか?
思うことをそれぞれに書いてみます。
【薪ストーブ】
※共栄木材さんHPより転載
火を見ながら過ごす時間がイイ!
火をつける技術が付く(サバイバル術的な)
火力がすごい(6kWとか10kWとか)
薪を安価で調達できればサイコー
薪を普通に購入すると、、、燃料費が結構かかる、、
薪を置く場所が必要
火力が強すぎて、一瞬で室内を暖めることができる、どころじゃないです。
んー、大好きだけど、導入は厳しい、、
【ペレットストーブ】
火を見ながら過ごす時間がイイ!
点火消火火力調節の手間が少なくて楽ちん
火力がすごい(4kWとか7kWとか)
ペレットは結構高くて、燃料費がかかる、、
これまた火力強すぎで使えず、、
【OM的パッシブソーラーシステム】
太陽の熱を屋根に受け、室内に取り込むシステム。
楽しそうで、ぜひやってみたいと思っていました。
ただ、気密とシステムとの関係がよく見えず悩ましい
そして、システムとして完成しているところがやや魅力半減。
個人的に、今からシステムを組み始める、くらいのフェーズが楽しいので、
今回は見送ります。(次回があるわけでは無いのが辛いですが)
気密との共存については、既存システムはそこまで詰められていないので、
その点は楽しそう。
ちなみに、コラボスタッフの福岡の自宅が、
このパッシブソーラーシステム「そよ風」を入れています。
晴れた日は結構暖かいとのこと。んー、羨ましい。
【床暖房 + エアコン】
断熱性能さえ高めれば、床暖房は要らない。
と思っていますが、これは体感したことがなくなんとも、、
床暖房無しでも全然イケる!という声はいくらでも聞いているので、
大丈夫なんだろうと思いつつ。
一条工務店みたいに、全館床暖房、というのは悪くない案だと思っています。実は。
冷暖房の究極系は輻射での冷暖房だと思っていて、
床暖房はその回答とも言えると思います。
ここ最近、一条さんは床冷房も導入できるようにし始めたようで、
ゴール目指して進んでる感じがあります。
夏、床が冷たいのが快適かどうかは議論の余地がありそうですが。
導入費用が結構かかるので、わが家では無し!
【エアコン】
エアコンで冷暖房やっちゃう系。
これだけ聞けばふつうの住宅です。
ただし、断熱性能や室内の空気循環をしっかりすれば、
家中どこでも快適、を実現できそう。
床下エアコンでの暖房や、軒裏エアコンでの冷房が良いような気もしつつ、
自分の中には今のところ答えなし。
床下エアコンをこれまでにお客さんの家でやっている、ということもあり、
自分でやらざるをえないところがある。
システムとしても諸派乱立していることもあり、
楽しそう。
結局わが家、【エアコン】のみにしました。
エアコンで全館空調をどうにかしようとすれば
・床下空間の空気の流れ
・居室全体の空気の流れ
・換気システムとの連携
をちゃんと検討すればどうにかなると思っていますが、
こればっかりはやってみないとわからないところも多々あって、悩ましいです。
なんだかんだ言って基礎の立ち上がりは沢山あるので、
床下の空気の流れは良いとは言えないし、
換気システムとの連携は、正直やってみないとよくわからないし、
居室の空気の流れも、色々と想像はしますが実際にどう動くかははっきりしません。
ひとまず夏はすぐにでも結果が出ますし、
今年の冬あたりから、暖房の効果も見えてくると思いますので、
話を聞いてみたい人は、お気軽にご相談ください。