暖房機の種類と特徴(その2)

予告どおり今回は、暖房機のランニングコストと使用感のうち、特にランニングコストについてまとめます。

最初に、燃料で分別します。大きく分けて3つ。「電気」「灯油」「ガス」

「電気」を使う暖房機といえば「エアコン」「電気ストーブ」「電気カーペット」があります。「ガス」を使うのは「ガスファンヒーター」、「灯油」なら「石油ストーブ」「石油ファンヒーター」というところ。

ランニングコスト比較をしようと思いますが、特に特徴的なのが電気。これは大きく2つに分けられます。「生焚き」と「ヒートポンプ」。「生焚き」は、「1」の電気を使って「1」の熱を得ることができるものを指してます。一方の「ヒートポンプ」の代表格はエアコンで、「1」の電気から、なんと「5」や「6」の熱を得ることができるんです。その仕組みが気になる方はググってみてください。魔法みたいですが、テクノロジーの賜物です。

エアコンがとにかく高効率で熱を作ることができるので、ランニングコストが最安値になります。正直、ランニングコストの観点でエアコンに太刀打ちできるような暖房機器はありません(※太陽熱etcは一旦置いといて)。

灯油もガスも、電気で言うヒートポンプのような魔法みたいな仕組みはありません。それこそ生焚きで、燃料を燃やした熱を使います。

なんとなくの概要が出揃ったので、ここで「ある熱量を得るために必要な費用」を計算してみようと思います。「ある熱量」は比較のための目安なので適当でいいんですが、計算が楽なので「1MJ」に設定します。1MJの熱量を得るために、何円かかるか?

電気(ヒートポンプ)がダントツで安い事がわかります。そして、電気(生焚き)が酷いです。それ以外では、意外と都市ガス高いなーと思われたかもしれません。これは四国エリアの特徴です。大都市圏ほどには都市ガスが安くないんです。というか、場合によってはプロパンと同等かちょっと高いくらい。

暖房の熱源として、ランニングコストを考えればヒートポンプを選ぶべきだと言えるでしょう。

ゴロウ

g-takagaki@collabohouse.info

 

 

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