【大公開】エコワンのランニングコスト

住んで一年。やっと自宅の年間光熱費が分かるようになりました。

前回、事細かにエコワンの説明をしたのは、前回予告していたとおり、高垣家の給湯にかかった費用をお伝えするためです。いきなり、我が家はエコワン使っててハイブリッド給湯器で電気とガス使ってお湯作るんですが年間****円かかったんですー、と言ってもチンプンカンプンだと思ったので、事前にお伝えした、というわけです。↓↓↓

そもそもエコワンってなんなの?


ここからは込み入った話なので、結論が気になる方は一番下まで飛んで下さい。


 

エコワンのコントローラーには、エコワンで使った電気とガスの量を確認できる機能が付いています。そこの値を拾いました。お風呂のお湯と、台所で使ったお湯を作るために使った電気とガスです。

この数字だけをみて、おお!という人はかなりハマり込んじゃってるか、その道の専門の人です。これ見るだけじゃよくわかりませんね。(※ちなみに、エコワンのヒートポンプ給湯のCOPは 5 で見積もっています。)

我が家、電気とガスの料金単価は

 電気 : 26.5 円/kWh (基本料、再エネ賦課金込の単価)
 ガス : 450 円/㎥ (基本料込の単価)

となっているので、給湯にかかった電気代、ガス代はこんな感じ。

 27,703 円/年 となります。これでもまだよくわからないと思うので、月額にしてみると、、、、

 2,300 円/月

どうですか?これは結構安い。

高垣家がお湯を使わない生活をしているのではないか?いいえ、そんなことはありません。毎日湯船にお湯をためて、体を洗うときはシャワーを使ってます。まったく遠慮なしです。

お湯を作るために必要なエネルギーは、最初の表から、3686kWh です。平均的な家庭で消費される給湯エネルギーは、13.6GJと言われています。13.6GJ = 3778kWh です。高垣家は一般的な家庭に比べると92kWhほどエネルギー消費が少なく、ガス代に換算すると120円/月安い程度です。

もし、他の給湯器を使った場合にどうなるか?

引き続いて、エコキュート / エコジョーズ を使った場合の光熱費を計算してみます。

【エコキュート】

COP値は、カタログ値で3.8とか4.0などあるようですが、2012年のある論文によれば、実効値は良くて70%、実質60%程度のようです。(リンク先に論文あり)今回は表からそのままとって、 2.0 を採用します。

↑一部抜粋。一番右側、2010年の製品でAPFが3.8程ある機種の九州における実測COPは2.0。理想的に深夜電力のみ使って給湯すればまだ良い結果になるのかもしれないですが、全く何も考えず、必要な時に必要なお湯を使うスタイルの生活をすると、当然エコキュート的に都合の悪い(COPが悪化する)動作も含むことになります。それが、実効COPが2.0と非常に低い値が出てしまう原因だと想像します。

3686kWhの熱量を生むためにエコキュートが消費する電気は、

 1843kWh

四国電力の深夜電力料金は、14.22 + 2.64 = 16.86 [円/kWh] なので、

 31,073 円/年 (2,589 円/月)

おお。エコワンよりも高くなった。

COPが2.0の場合の数字なので、もうちょっと良い結果も出そうです。実際、エコキュートのCOPが2.25よりも大きくなると、ランニングコストがエコワンよりも安くなります。

各家庭での使用状況によって、エコワンが安くなったりエコキュートが安くなったりするので、ランニングコスト対決はドローといったところでしょうか。

【エコジョーズ】

高効率なガス給湯器、エコジョーズの場合は、もっと話が簡単・単純です。

年間  3686kWh の熱量を得るためには、それに必要なガスを燃やせば良いだけです。エコジョーズの効率はカタログ値で95%。まあそんなに効率良いとは思っていないので、9がけの87%程度が妥当なところでしょうか。となると、燃やすべきガスの量は、3686kWhが87%にあたるので、100%で4237kWh分のガスです。プロパンガス1㎥あたり、27.9kWhの熱を出すので、152㎥/年のプロパンガスが必要です。となれば、

 68,400円/年 (5700円/月)

猛烈に高くなります。

同じように生活して年間40,000円も差が出ると、ちょっと辛いです、、、10年使うと40万円の差が出ます。エコジョーズとエコワンの初期費用に40万円の差があるなら、エコジョーズのメリットもありますが、そんなに差もなく。。。。エコワンで良かった。

 

 

エコワンのランニングコストが本当に安いことが分かってなんだかホッとしてます。エコキュートとエコワンが、生活スタイルや使い方によって勝った負けたのいい勝負する感じなので、基本的には好きな方を選べば良いんじゃないでしょうか。

そして、エコジョーズだとランニングコストがかかりますが、初期費用が安い、というメリットがあります。

初期費用も含めて考えると、4人家族以上でエコキュート/エコワン、単身〜3人家族くらい?ならエコジョーズ、ってとこでしょうか。

以上参考まで。何かあればお気軽にご連絡・ご相談下さい。

g-takagaki@collabohouse.info

のゴロウ

 

8 Replies to “【大公開】エコワンのランニングコスト”

  1. 太陽光発電+蓄電池+エネファームの建売住宅を検討しておりましたが、ブログを拝見し、我が家にはエコワンの建売住宅の方が合っていると感じました。ありがとうございました。

    1. コメントありがとうございます!
      お役に立てたかどうか分かりませんが、参考にして頂けて嬉しいです。
      返信が大変遅くなり申し訳ありません。

      エネファームは、まだまだ高価な買い物です。
      いずれ時期がきたらコストメリットもでてきますが、今ではないですね。
      昨今の電気代上昇や将来の機器置き換えを考慮すると、エコワンがいいのでは?と思っています。

  2. ブログ拝見しております。助かっています。ありがとうございます。

    現在、新築の設計中でして、エネファームか、エコワンかで悩んでおります。ハウスメーカーは積水ハウスで、かなりエネファームを推してきます。家族構成は、夫婦二人で、今後子供も増えるかもしれません。地域はLPG地域です。
    エネファームにすると、床暖房10畳付いてきて(ガスを使ってもらいたいからだと思いますが…)、ハウスメーカーからも割引があるそうです。導入時の金額はエネファーム+床暖房と、エコワン+床暖房とならあまり変わらない金額になりそうです。
    しかし、ランニングコストはエコワンの方がいい気がしまして色々とブログ等を見ている段階です。エネファームはお湯を作らないと発電しないため活動期は秋から冬になりそのワンシーズンのみと考えると高く、寿命も10年と短く、あまりメリットは感じられないかなと思っています。

    そこで質問なのですが、熱さん宅は床暖房は入っていませんか?また、エコワンの光熱費は売電価格は入っていない金額なのでしょうか?
    エコワンの寿命はあるのでしょうか?
    もしよろしければ、教えてください。よろしくお願いいたします。

    1. 返信が遅くなり申し訳ありません。

      エコワンかエネファームか、ですね。
      高垣の認識では、今はエコワンです。
      ただし、どのくらい費用がかかるか?によります。

      コラボハウスでエコワンをとにかくオススメしているのは、エコキュートに近い金額で導入できるからです。
      これは激安と言っていいです。
      ですが、ほとんどの場合その倍程度の金額になるはずです。
      エネファームとの価格差はかなり小さいはず。
      となると、エネファームも十分選択肢に入れることができると思います。

      以下、ご質問にお答えします。
      Q.高垣自邸に床暖房はあるか?
      A.ないです。温水床暖房はランニングコストが高いので。エアコンを24時間付けっぱなしにすれば、とても快適な環境になります。家の断熱性能や床材に依る部分もありますが、一般的に床暖房は必要ないと思っています。

      Q.エコワンの光熱費に太陽光の売電価格は入っていないか?
      A.売電価格を入れてしまうと、我が家の電気代は常にゼロになってしまいます。自家消費による電気代低減は入れていません。エコワンのリモコンから確認できる電気・ガスの使用量から、電気代、ガス代を算出しています、

      Q.エコワンの寿命は?
      A.一般的に保証は8年程度です。機器の寿命は、10年程度と考えています。給湯器の寿命は10年程度と考えるべきでしょう。エネファームの寿命が短いわけではなく、給湯器はそういうものだという認識を持っておけば、将来的にかかる給湯器の買い替えに備えておくことが出来ます。

      ひろさんの状況が分からないので明言できる部分は限定的ですが、エコワンが安く導入できるなら、エコワンでいいと思います。
      エネファームと金額差が無ければ、エネファームでもいいはず。そこは担当者の方に聞いてみて下さい。
      単純に初期コスト、ランニングコストだけを考えると、エコキュートも十分競争力のある選択肢です。

  3. 灯油だと機械も安いし今回のエネルギーを生み出すのももっとやすいですよ。
    長野とかだとこっちの方が普通ですね。

    1. 灯油を使った給湯器ならエコフィールがありますが、確かにエコキュートの1/3程度の金額ですね。初期費用は抑えられると思います。
      ただ、一般的に、ランニングコストはエコキュートほど安くはならないですね。倍以上の金額になります。エコワンならなおさらです。

      ガス給湯器を選ぶくらいならエコフィールにする、というのは十分有り得る選択肢です。
      ですが、トータルストを考えると、エコキュートやエコワンのほうがお得な選択肢になります。

      ただし、ご家族の人数が少なければ、エコフィールを選ぶ方がトータルコストを抑えることができます。
      お一人やお二人で生活されている場合は、そもそもランニングコストがあまりかからないので、初期費用の比重が大きくなりますね。

      今のところ、万人にコストメリットのある給湯器というのは無いと思っています。
      家族構成や導入費用など、皆さん条件が異なるので、個別に検討するべきだと考えています。

  4. エコワンの導入を考えています。
    そこで、タンク容量を100Lか160Lのどちらにしようか悩んでいます。
    家族4人暮らしで、毎日、お湯を張ってお風呂に入っています。
    160Lのほうが、ガスによる追い炊きが少なくいいのかなーと考えています。
    (ガス代高いので)
    シングルハイブリッドの100Lのモデルのほうが良く出るようで、値引きができるとハウスメーカーが言います。どうしたいいか迷っているところです。
    どう思われますか?

    1. 100Lと160Lが同価格だったりすれば迷わず160Lをオススメしますが、なかなかそうはなりません。

      100Lの方が6万円以上安かったら、100Lを選ぶべきです。
      価格差が6万円以内だったら、160Lを選びましょう。

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