「ホームズ君」でお遊び継続中です。
サッシを変更したらどうなるか?
室温は?光熱費は?どうなる?
サッシ変更したほうが良い?しなくて良い?
お客さんにもよく聞かれます。
結論を言ってしまえば、
ちゃんと配慮した設計なら
「±0か、もしくは利益あり」
かもしれません。
ほんとかよ?と思う方のために、試してみようと思います。
使う間取りはコラボハウスのものではなく、
「自立循環型住宅のモデルプラン」
と呼ばれるものを採用します。
外観はこんな感じ。
そして、間取りや断面図は以下の通り。
見てもらえれば分かるように、全くコラボハウスっぽくありません。
国が定めたフツーの家、「ザ・家」の例として見てもらえればよいと思います。
一般的にこうなる、という事を伝えるのが今日の目的です。
今回比較するのは、
コラボハウスの標準仕様 vs コラボ標準+窓の仕様変更版です。
コラボハウスで標準的に採用しているのはYKKAPのAPW330です。
内外両方が樹脂のサッシで、ガラスはLow-Eのペアガラス。
対する窓の仕様変更版は、APW330の「真空トリプル」です。
窓の数や大きさによってまちまちではありますが、
窓の変更には40万円程度、追加費用が必要です。
40万円の追加が、光熱費と快適性になにをもたらすのか?
普通な感じにエアコンを使う家の場合と、
24時間常時エアコンを稼働させて家中どこもかしこも快適な家
それぞれの場合で計算します。
【普通な感じにエアコンを使う家】
何を「普通な感じ」としているか、というと、
人が部屋にいるときにエアコンをON。
人がいなくなったらOFF。
就寝のタイミングでOFF。
起床したらON。
という感じです。
コラボ標準仕様 vs サッシ強化の光熱費の差です。
ちなみにガラスはすべて、日射遮蔽タイプのLow-Eガラスです。
なんとなんと、2800円/年。
35年で98,000円。
んー、40万円かけたんだけどなあ、という結果。
最大0.7℃、室温が上昇。
エアコンをつけたり消したりする生活であれば、
室温が0.7度上がり、35年で98,000円コストが削減できます。
目立つメリットがあるとは言いにくい結果。。。。
あまりエアコンを使わなかったからだ!ということで、次です。
【24時間常時エアコンを稼働させて家中どこもかしこも快適な家】
家中どこもかしこも、冷暖房がしっかり効くように、
24時間ずーっとつけっぱなし。
その場合の、コラボ標準仕様 vs サッシ強化の光熱費の差です。
またもやガラスは、日射遮蔽タイプのLow-Eガラスです。
驚きの、7700円/年。。。
35年で27万円。
むー、40万円かけたんだけどなあ、という結果。
室温は、どちらも一緒。変わりません。
40万円かけてサッシの断熱性能を強化すると、
快適性は同じで、光熱費が35年で27万円安くなる、という結果です。
実は、今回の問題は日射遮蔽タイプのLow-Eガラスです。
「±0か、もしくは利益あり」
と書いたのは本当で、
実はガラスを断熱タイプにすると、結果が変わってきます。
次回、続編です。
熱のゴロウ
コラボハウス一級建築士事務所
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