エアコン室外機の処遇

こんなメカメカしい物、隠したい!そう思うのは分かります。某コラボスタッフは自宅のエアコン室外機を隠したくて、外壁色と同じ黒色に塗ってしまうという暴挙に出ました。正しいかどうかと言えば、、、やや不正解!です。冬を考えればそんなに悪くないです。辛いのは夏。

 エアコンは「ヒートポンプ」という仕組みを使って、温めたり冷やしたりしています。ヒートポンプとは一体何かといえば、冷媒(代替フロンガス等)を圧縮したり膨張させたりして、熱を強制的に運ぶものです。

夏のエアコンが動いている時、室外機は何をしているのかというと、、、アッツアツの冷媒の入った管的なものを室外機のファンで風を送って一生懸命冷やしています。出来る限り冷やすことが重要ですが、ここで、室外機を黒く塗ってしまうと、室外機自体が太陽の光を受けて熱くなってしまい、室外機の仕事を邪魔する事になってしまいます。

冬は、冷えっ冷えの冷媒を暖めるためにファンで空気を送って、一生懸命暖めています。室外機自体が温まっていたら、冷媒を暖める為に必要なエネルギーが少なくて済みます。ただ、驚くほどの効果は無いので、期待しないよう。

夏も冬も注意しなければならないのは、室外機の正面を50cmは空間を作らなければならない、という点です。塀などは、50cm離して立てましょう。それ以下だったらどうなるか?といえば、効率が落ちて電気代が上がります。なにかフェンス的なもので隠してしまったりする人も居ますが、50cmの空間を開けていない場合と同じように、効率が落ちて電気代が上がります。

夏も冬も、ファンで空気がしっかりと送られるようにすることが大切です。そのためのスペースを確保して、何かで覆って風が滞らないように気をつけましょう。

気になること、分からないことがあればお気軽にご連絡ください。
のゴロウ(高垣 吾朗)
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