お久しぶりです!
一週間ぶりの投稿です。
ネタは色々ありますが、
自宅を考える上で、どんな冷暖房機がいいかなと思う中、
輻射冷暖房機もいいなあと以前から思っていたので、書いてみます。
色々ある冷暖房器具の中に、輻射冷暖房という選択肢があります。
こんな製品(PS冷暖房)や、
こんな製品(クール暖)があります。
このクール暖は樹脂でできていて、比較的安価に導入できるようです。
金属のフィンや樹脂のパイプに温水/冷水を通し、
そこから放射熱を使って部屋全体の室温を緩やかにコントロールする機器です。
よくある暖房機としては、エアコンやストーブがあります。
例えばエアコンは、暖めた(冷やした)空気を部屋中に巡らせて、
快適な室温にしてくれます。
ストーブは、ストーブ自体から出る強烈な放射熱で体を暖め、
ストーブが暖めた空気が部屋中を巡って、部屋全体も暖める機器です。
さてこの、輻射冷暖房。
冬ならパネルの温度を穏やかに30℃〜40℃程度に
夏なら15℃〜20℃に設定し、
その放射熱で快適な環境をつくる機器です。
基本的には空気を動かさないため、気流感がありません。
似たような暖房機として、
デロンギのオイルヒーターがあります。
知っている人もいると思いますが、
穏やかに部屋を暖める暖房機です。
フィンの中にオイルが入っていて、
そのオイルを、電気で暖めてゆっくりと循環させ、
フィンからの輻射熱で部屋と体を暖めます。
さてこのオイルヒーター、創りだす環境は悪くないんですが、
非常に悪い点が一つ。
ランニングコストです。
高いんです。
まともに使ったら結構高いです。
ランニングコストがかかるので、つまりは沢山エネルギーを消費してしまうんです。
熱源をただの「電気」ではなく、
電気を使って熱を運ぶ「ヒートポンプ」にしちゃえばいい!
それが実現できるのが、最初に示したPS冷暖房や、クール暖です。
効率はなんと、オイルヒーターの3倍。
同じ熱をゲットするための電気代は、つまり1/3。
いいじゃないか!と思いますが、
これがなかなか曲者です。
しっかりと断熱・気密された住宅であれば、
こんな冷暖房機も成立します。
ジワジワと供給する熱を、しっかりと受け止めることができるような家なら、
その快適性を最大限受け止めることができます。
しかし一方、断熱・気密が疎かな家ではどうなるか、、、といえば、
ちーっとも暖まりません、冷えません。
一度に出しきれる熱の量がそこまで多くないためです。
室温や快適性を左右できるほどには、動ききれません。
家に備え付けの空調機になるので、
家とセットでしっかり検討しなければ、真価は発揮されないんです。
さて、断熱・気密がしっかりされている住宅なのか?ということを確認するためには、
何をすれば良いのか?
それは簡単。
住宅会社の人に
「断熱性能はどのくらいですか?」
と聞けばいいです。
その答えが、例えばハッキリと「断熱等級4です!」「トップランナーです!」
と返ってくるのであれば、まあそこまで悪く無いでしょう。
自社の作っている家を把握している、ということになりますので。
「断熱はしっかりやってます」
みたいな、具体性に欠ける説明に終止する場合は、、、やめといたほうがよいでしょう。
一人でも詳しいニンゲンがいる会社と、そうでない会社。
最終的に出来上がる家の快適さに差がつくのは、想像に難くないと思います。
まずは高断熱高気密な器としての家。
そして、繊細に冷暖房できる機器(エアコンでも輻射冷暖房でも可)を検討する、
という順序で考えると良いです
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