この家、どんな室温になるんだろうか?
そんな疑問を解消する(誤魔化す?)のが、
シミュレーションソフトです。
家が建ってしまえば、実際に温度を測ることができますが、
建つ前に事前に室温を計算してみることができます。
種類はいろいろあって、
無料で使えるものもあります。
実際に使ってみてください!とはなかなか言えませんが、
(まさにメンドクサイと思うので)
あー、高垣はあんなので遊んでるんだなと思ってもらえれば。
一番手軽に使えるのが、
東京大学の前真之準教授の研究室で作られたExTLA。
このツールすごいです。
複雑な家の形はできないんですが、
単純な形の家をザックリモデルで条件を変えながら色々試す、
という実験がやりやすいです。
「窓だけ変更したらこんな感じになるんです」
「断熱性能だけ変更したらこんな風になります」
という説明をするためのお試しを気軽にできちゃいます。
ということでわが家を料理してみます。
こんな感じのユーミーマンションです。 ※実物ではないです。イメージです。
わが家は、鉄筋コンクリートの3階建の賃貸アパートの1階です。
東西両隣に部屋があって、
外気に触れているのが南北だけです。
窓はアルミサッシの単板ガラス、断熱的には最低ランク。
断熱材は、、、よく分かりませんが、グラスウールが65mmくらいということにします。
南側はバルコニーとして軒が1.1m出ていて、
真夏は直射日光が入ってくることがないです。
軒を出せ出せといつも言っているので、
軒の有る・無しで室温を見てみます。
こんなのにいろいろ入力したら、ものの1分で計算してくれます。
以下、計算結果です。
青:外気温
オレンジ:軒有りの室温
赤:軒無しの室温
む、、軒の有る無しの差は、平均で0.4℃。
微々たるもんです。たいしたことないです。
軒がなくても0.4℃程度の差でおさまってます。
夏は太陽高度が高いのでそこまで日射が入ってこないのと、
窓がそんなに大きくないので、
室内に入ってきている熱量がそこまで大きくなっていない、ということでしょうか。
もっと差がでると思っていました。意外。
戸建住宅でリビング等の窓の大きさが普通の(2.2m x 2.5m)場合は、
これでは終わらないことはご承知おきください。
引き続き、冬の室温です。
平均で1℃くらい室温が高くなってます。
おお!
何もしなくても1℃!
そんなに差がでるのか、、、
この結果だけ見ると、軒なんて無いほうが、、、
という悪魔の結論に至りそうですが、ダメですよ!
これは、窓の小さい賃貸のわが家だからこその結果であって、
普通の戸建て住宅で軒なしはタブーです!
それはまた後日試してみます。
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