「ナイトパージ」
聞いたことのない言葉かもしれません。
これ、とても効果的です。
何をするかと言えば、「夜、室内の熱気を逃がすこと」です。
夏のある日、とある家の外気温と室温のグラフです。
このグラフによれば、13時から21時の間は外のほうが暑く、
それ以外の時間帯は室内のほうが暑いことが分かります。
部屋の中の方が暑い時間帯は、
外の空気を家の中に取り込めばいいんです。
それが、「ナイトパージ」です。
夜、熱気をパージ(切り離す)しちゃうんです。
夜、室内の熱を排気すれば、
エアコンを使う事無く室温を下げることができます。
夏でも、夜の間は結構涼しい日があったりします。
そんな日はエアコンをつけること無く、
夜の間窓を開けて熱を逃がしながら寝る、というのがいいんですが、
窓を開けっ放しだと防犯面が気になります。
そんな時、縦スリット窓であれば、防犯は確保しつつ、
窓を開けて涼むことができます。
2階リビングの家だったりすれば、防犯を確保しつつ、窓を大きく開けることもできます。
もっと大きく、家全体で考えた時、
1階の窓から外気を取り込んで、
吹き抜けを通って2階の窓から排気するようにすれば、
家全体の熱気を外に出すことができます。
防犯を確保しながら夜の間窓を開けられるように工夫しておけば、
家の中の熱を効果的に排出することができます。
間取りや窓の種類を工夫して、上手くナイトパージできるようにしておくと、
エアコンを使わなくても快適に過ごせる期間が伸びます。
電気代は抑えることができるし、
クーラーで冷え過ぎたりすることなく快適な空間にすることができるんです。
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