土地を選ぶ時に注意することは色々あります。
例えば、
1)そもそも家を建築することができるか?(法律)
2)造成等で追加で必要な費用はあるか?
3)日当りが良いか?
4)風通しが良いか?
5)周辺の環境は良いか?
etc…
(1)、(2)は経験豊富なプロに任せちゃいましょう。
住宅屋さんの担当者に、これってどうですか?って聞けばOK。
(4)、(5)は、実際に行ってみましょう。
通りすがりの人に挨拶してみたり、
ちょっと話してみたりすると、また様子が分かったりします。
知り合いが近くに住んでいれば、聞いてみるのも良いです。
ここ、こんな風が抜けるのかー、と、行ってみたら分かることも結構あります。
(3)は、クセモノです。
土地に生えている植物の様子や苔の様子などから、
ゆる~く推察することはできなくもないですが、
ちょっと見ただけでは分かりません。
季節や時間が違えば、影の様子も大きく変わります。
ということで、この「3:日当たりが良いか?」を検討する方法を説明します。
例として、高垣の土地。
松山市内某所。
この土地の日当たり、どうなるかなーと思ったら、これ。
Sketchup!
http://www.sketchup.com/ja
フリーで結構な機能が使える3Dモデリングツールです。
いや、ちょっと、、、と思ったアナタ!
騙されたと思って使ってみてください。
なんだか色々できます。
こんな感じのソフトです。
冒頭のオジサンはここから出てきました。
わが家の地図を読み込みます。
これがソフト上に自動的に貼り付けられます。
地図の絵を元に敷地の形や高低差、家をパパっとつくれます。
敷地の高低差を入力して家が立ち上がるまでに5分。
あっという間にできます。
詳細な使い方は、ネットで調べると色々出てきます。
家が建ったらこっちのもの。
このソフト、便利なことに太陽の光を超簡単にシミュレートできるんです。
まずは、影が一番長くなる冬至。
冬至の12:00の影はこんな感じ。
敷地全体にガッツリ日が当たっています。
次は、まあ大丈夫でしょう。夏至の12:00。
サンサンと降り注ぐ太陽の光。
これはしっかりと日射遮蔽しなければ。
参考までに、春分、秋分の日の様子。
昼と夜の長さが同じ日です。
12:00にはほとんど影なしです。
季節関係なく、昼間はしっかりと太陽の光が降り注いでくれてます。
これまた参考に、影が一番長い冬至の、
朝9時の影の様子です。
敷地全体に影がかかっているので、
冬の早朝は太陽の熱による室温の上昇があまり見込めなさそうです。
冬至、夏至の影を見ることで、
土地の日当たりを事前に確認することができるんです。
たったの5分で。
なんと便利。
もっともっと色々な使い方ができますが、
ひとまずは敷地の日当たり確認に便利です。
土地選びの時、気になったら高垣までどうぞ。
熱のゴロウ(高垣 吾朗)
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