以前、家を建てようと思い色々な住宅会社をまわっている時、
「愛媛は温暖な地域だから断熱はそこまで必要ない」
とよく言われました。
さほど断熱が重要視されていない家??
瀬戸内気候の愛媛県は、確かに穏やかな気候です。
台風だって、たいした被害は出ません。
冬も、最低気温が0℃になるかどうか。
昨日は断熱と健康の話をしましたが、
http://collabo56.blogspot.jp/2015/11/blog-post_17.html
実はこんな調査結果もあります。
寒さとの相関が強い心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患それぞれによる死亡率を
エリア別に順位付けした表です。
出典:「人口動態統計を用いた住宅内の安全性に関する研究その7」日本建築学会 2012
我らが四国、心疾患で無くなる方の割合が堂々の全国1位です。
脳血管疾患、呼吸器疾患についても、2位という好成績。
表全体を見渡すと、
温暖な地域と言われている四国地方、近隣の中国地方、そして、暖かそうな東海地方は、
かならず4位以上にランクインしています。
さらに!
寒さと相関のあるこれら疾病について、なぜか北海道は蚊帳の外。
東北、北陸も、かならず5位以下。
ここで、
島根 → 沖縄 → 北海道 → 愛媛
と移り住んできた高垣の感想。
実家の島根と今の愛媛、どちらも室内が寒い。
すこぶる寒い。
一方、北海道の時は、室内が寒かったことは無いです。
沖縄は、当然ながら寒くないです。
亜熱帯の沖縄の室内は当然、寒くない。
亜寒帯の北海道の室内も、寒くない。
温帯の島根、愛媛の室内は、寒い。
その差は、そう。
断熱の手を抜きすぎてるんです。
寒さ舐めちゃダメです。
その結果が、前述の表なんだと思います。
大丈夫大丈夫と、断熱を真剣に考えず、そこそこで済ませていた結果が、
栄誉ある1位、2位、2位を勝ち取っちゃったんです。
日本にいる限り断熱の必要ない地域はありません。
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