ゼロ・エネルギー住宅の話

ここ最近、少しずつ聞くようになってきました。
「ゼロ・エネルギー住宅」


Zero Energy House の頭文字を取って、
ZEH(ゼッチ)と読むそうです。 ※変なの

お客さんから質問を頂くケースも、ちらほらと出てきました。
ここで一旦、まとめてみようと思います。

ゼロ・エネルギー住宅とは、

『自宅で使うエネルギーよりも多く自宅で発電する家』

のことです。
いわゆる再生可能エネルギーの導入が必須になります。

どんな家でも良いのか?と言えば、
そういうわけではありません。
自宅で使うエネルギーを小さくすることが求められます。

自宅で使うエネルギーを小さくするためには、
高断熱・高気密化が必須です。

さらに、夏の冷房に必要なエネルギーを抑えるため、
夏の直射日光が室内に入らないよう、軒・庇をしっかりと出すこと。
もしくは、外付けブラインドやアウターシェードを設置することが必要です。

冬の暖房エネルギーを抑えるためにできるのは、
直射日光をしっかりと取り込めるよう、窓の大きさや配置を決めることです。
上手く作られた大きな窓は、1000Wの暖房と同じくらいの熱をゲットできます。

高断熱・高気密化無しでは設計の工夫も意味が無くなるので、要注意です。

加えて、一般住宅のエネルギー消費の30%を占める
「給湯」エネルギーの削減も効果的です。

一般的にZEH化するために必要なことは、

 ・日射遮蔽/取得や通風を配慮して設計された高気密高断熱の住宅
 ・自宅の消費エネルギーを補える量の太陽光パネルを設置
 ・省エネな給湯器を採用

これでOKです。

エネファームやエコウィル等コジェネの採用や、
太陽光パネル以外の再生可能エネルギーの導入も選択肢に入りますが、
上記3つでZEH化は可能です。

具体的に言えば、
コラボハウスの標準仕様の家の場合、
間取りや日射遮蔽・取得量にもよりますが、
給湯器がエコワンで、太陽光パネルが5.5kw以上搭載されれば、
ZEHになります。

ゼロ・エネルギー住宅は、
そんなに大げさなことではないんです。

コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗
g-takagaki@collabohouse.info

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