やばいです皆さん。
最大級のエルニーニョです。
なんじゃそりゃかもしれませんが、
気象学者的には一大事なんです。
いえ、学者だけじゃありません。
皆さんの生活に大きな影響が出る可能性があります。
貼り付けている画像は、海面の高さの平年値からのズレです。
赤いところは、例年よりも海面が上がっている部分。
青いところは、例年よりも海面が下がっている部分。
海面が上がっているのは、海面水温が高いため、
海面が下がっているのは、海面水温が低いためです。
太平洋の東側は例年よりも海面水温が高く、
西側は低くなっていることを示しています。
左側は、かつて最大級のエルニーニョが発生した1997年の時の図、
右側は、今月のものです。
こんなに真っ赤っ赤は非常に珍しい、というか、
異常事態です。
そんだけ?
と思うことなかれ。
海面水温の分布が変わると、
大規模な風が変わります。
大規模な風が変わると、各地域での気象現象に影響が出て、
思ってもないところで大雪、いつも雪が降っていたところに雪がない、
といったことも起こりえます。
突然の集中豪雨や、渇水だって、起こり得るんです。
こりゃあ怖い。
もう何が起こるか分からないです。
と危機感を煽ったところでなにもなりませんが。
気象庁に簡単な説明があります↓
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino3.html
冷夏、暖冬になります。
なーんだそんなことかと思ったあなた!
業種によっては生活に直撃です。
漁獲高が変わる。
暖房機器の売上が下がる。
衣料品の売上が下がる。
スキー場によっては営業できないところが出る。
農業生産物の供給過剰で価格が下がる。
すぐに思いつくだけでもこのくらい。
二次的、三次的に影響が出ると思うと、どうなることか。
そして前述の異常気象のリスク。
身の回りになにか影響が出てくるかも、と思ってもらえれば。
昔とった杵柄というやつで、
この手のニュースを見ると気になって仕方がありません。
生活に影響が出るとなると、余計気になります。
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