部屋を手軽に快適温度にする5つの方法
寒かった冬も終わり、
春がチラホラと顔を見せ始めたと思ったらまた寒い日と、
3歩進んで2歩下がるような日々が続いてます。
真冬の寒い時期はそろそろ記憶の彼方ですが、
3ヶ月もしたら、今度はムシムシとした梅雨がきて、
夏がやってきます。
夏。
蒸し暑いです。
高垣はとても暑がりの汗っかきなので、
夏、大好きー!とはいきませんが、
暑がりの汗っかきだからこそ、
どうやったら涼しくなるか(しかもお安く!)、
必死で考えてるんです。
部屋を効率よく冷やし、
光熱費を抑えつつも快適にするには、方法があります。
—————————————————————
1.太陽の光が室内に入るのを、部屋の外で防ぐ
2.窓を開けて熱気を逃がす
3.気温が最高に達する前にエアコンを付ける
4.設定温度27℃
5.サーキュレーターで部屋の空気をかき混ぜる
—————————————————————
これを実行するだけで、
部屋の温度を光熱費を抑えつつ快適にすることができます。
1.太陽の光が室内に入るのを、部屋の外で防ぐ
太陽の光は猛烈なエネルギーを持っています。
一旦部屋に入った太陽光は、「熱」として室内を暖めます。
そもそも室内にその「熱」の元(太陽光)が入るのを防ぐことで、
部屋がムダに暑くなるのを抑えます。
スダレや、グリーンカーテンが良いです。
室内のブラインドやカーテンは、効果無くはないですが、
室内で防ぐよりも、室外で防ぐほうが効果はずっと大きいです。
2.窓を開けて熱気を逃がす
炎天下に車に乗るときエアコンを付ける前に窓を開けて、
社内の熱気を外に逃がしたことはありませんか?
それと同じです。
室温の方が外気温よりも高い場合は、
まず窓を開けて空気を入れ替えると良いです。
3.気温が最高に達する前にエアコンを付ける
エアコンは、スイッチを入れた時に最大運転が一番電気を食います。
その後はノロノロ運転をして、
時々思い出したように動いてまたノロノロ運転、を繰り返します。
気温が上がりきった後にスイッチを入れると、
アツアツの部屋を冷やすために、
いつもより多めに最大運転してしまいます。
「いつもより多めの最大運転」が減ればその分光熱費が下がります。
ノロノロ運転のときよりも最大運転の時の方が、
より効果的に光熱費を抑えられます。
4.設定温度は27℃
よく巷では28℃を推奨されているエアコンですが、
断熱性能が低い高垣の住んでいる賃貸マンションでは、
27℃設定で快適、という感じです。
これは暑がりの私の実感なので、
各ご家庭で設定温度を調整すれば良いと思います。
ただし、設定温度が1℃上がる毎に
電気代が 10% 上がると言われているので、
たとえ1℃でも体感的に上げられそうなら、
調整しつつ上げてみることをオススメします。
5.サーキュレーターで部屋の空気をかき混ぜる
サーキュレーターを天井に向けて風を送ると、
部屋全体の空気がゆるやかに回ります。
これが効くんです。
上下の温度差が体感できるくらいに小さくなるんです。
小さなエネルギーで部屋全体を冷やせていることになります。
部屋の空気を循環させることがとても重要で効果的です。
空気が動くと体感温度も少し下がるので、
エアコンの設定温度を下げなくても良くなる、かもしれません。
いかがでしょうか?
聞いた事あるもの、はじめて聞いた事、色々かもしれません。
1はちょっと手間がかかりますが、
2,3,4はすぐにでもできると思いますし、
5のサーキュレーターは3000〜4000円程度で購入できるので、
結構手軽に室内環境を変えることができます。
じきやってくる夏に備えて、
こんなことあったなー、と思ってもらえれば。
今回は、今住んでいる家で何ができるか?をまとめていますが、
正しい知識を元に家を設計する、ということは、
今回挙げた話を家のデザインとして事前に取り込める、
という事でもあります。
特に1。
夏の太陽の光が室内に入ってくる前に、
建物の形で防いでしまう、ということができます。
設備として事前に付けてしまう、という選択肢もあるんです。
部屋を手軽に快適温度にする5つの方法、
試してみてください。
コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗