北海道に行ってきました!
何年ぶりでしょうか。
第二?第三?の故郷、札幌です。
今回の目的は、北海道で省エネ住宅を設計している、
PASSIVE HOMEさんにお邪魔して勉強させて頂こう、というものです。
実はこのPASSIVE HOMEさん、
北海道大学と共に取得した省エネ住宅の特許を掲げて
省エネ住宅を設計されています。
そんな関係もあり、
北海道大学構内の事務所スペースを使用されているんです。
というわけで、懐かしの母校、北海道大学へ行ってまいりました。
豊かな緑。
構内を流れる小川のせせらぎ。
最高の環境です。
ここで授業をサボったのを思い出しま….サボってません。
こちらの建物の中に、PASSIVE HOMEさんの事務所があります。
予想外に暑い札幌に、汗が…
PASSIVE HOMEさん、皆さん黙々とお仕事されていました。
限られた時間ではありましたが、
設計について。省エネとは?エコとは?
お話しさせて頂きました。
換気方法に徹底的にこだわっていて、
機械を使わずして家中の空気を循環させるための方法論を
かなり緻密に構築されていました。
省エネな住宅を設計すべきである、という想いは同じ。
どんな手段でそれを実現するかは、
様々なアプローチがあるな、と思いました。
北海道では、
真夏日(最高気温が30℃を超える日)が10日程度しか無いので、
夏の快適性に関してやや感心が薄い印象でした。
ただ、近年、急激に増えている断熱性能の高い住宅で、
真夏の日差しを全て取り込んでしまうような家では、
たとえ北海道でもエネルギーの無駄になります。
窓を開けて風を通さなければ、
室温が簡単に外気温以上になってしまいます。
軒・庇をしっかり出していれば、
その気温の低さも手伝って最高に快適な夏が手に入るんです。
しかも省エネになる。
もちろん、夏の直射日光を遮ることや通風の大切さについて、
そうそう、そうだよねと共感して頂けました。
同じ方向を向いて住宅のエコ・省エネを進めていることを実感し、
事務所を後にしました。
エコ・省エネな住宅について、
各地で色々なアプローチがなされていることはとても心強く、
学ぶべきことはまだまだ沢山あることを実感した出張でした。
熱とエコを伝える人
高垣吾朗
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