来年度からは補助金がつかない!
売電価格が下る!
なんて話は絶えませんが、それはそれ。
別の視点からソーラー発電について考えます。
得か損か?!
今現在、地域差もありますが、
私達は電力会社から 1kWhあたり24円くらい で電気を買っています。
では、ソーラー発電の電気は、一体いくら?
今回は、新築でソーラーパネル設置する場合を考えます。
費用を35年の住宅ローンで支払うこととします。
ソーラーパネルを設置すると、
1kWあたり40万円くらいの費用がかかります。
1kWあたり40万円くらいの費用がかかります。
たとえば、4kW設置する場合は、160万円。
これを、2.0%の金利で35年の住宅ローンで支払うと、
総支払額はおよそ 220万円。
総支払額はおよそ 220万円。
さらに!
10年に一度はパワーコンディショナの交換をする可能性があります。
おまけに、売電メーターも交換する必要があります。
これがだいたい、一回で 20万円 あれば足ります。
35年の間に交換が3回ある、と仮定すると、
パワコン、売電メーターの交換等々、メンテナンス費用として、
60万円はかかることが予想されます。
ソーラーパネルを設置してメンテナンスして…35年間稼働させるためには、
合計で280万円の費用が必要ということです。
さて、ソーラーパネルを4kW設置したらどのくらいの発電が見込めるかといえば…
年間で4800kWhの発電が見込めます。
これが35年積もり積もると、168,000kWh
これが35年積もり積もると、168,000kWh
これは、私の住んでいる愛媛県での話です。
※地域によって日照時間が異なるので、これより少ない地域もあります。
さて、数字が全部出揃いました。
35年間で発電できる量は、ざっくりと168,000kWh
ソーラーパネル設置+メンテナンス費用:280万円(ローンの利息込み)
以上より、ソーラー発電で手に入れる電気の金額は…
1kWhあたり16.6円
おお、安い。
電力会社から買う電気は1kWhあたり24円でした。
1kWhあたり16.6円という安い電気を、
家を建てるときにまとめ買いしておく、という考え方ができそうです。
ただし、どの家も必ず、年間4800kWh発電できるわけではありません。
屋根の傾き、方位、影などの周辺環境によって、左右されます。
特に影は要注意。
家を建てるとき、それら条件をしっかりと理解し、
家を建てるとき、それら条件をしっかりと理解し、
家の設計に活かすことで、
売電で少なからず利益を生んでくれる家に近づいていきます。
売電で少なからず利益を生んでくれる家に近づいていきます。
あら、うちも太陽光つけようかしら?
と思われたあなた!
どうぞお気軽に高垣までお問い合わせ下さい。
コラボハウス一級建築士事務所
高垣吾朗
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