前回の「気密測定(その1)」に引き続き、気密測定の話です。
「ちょっとカッコいい、より快適な家」
の気密測定の様子とその結果をお伝えしようと思います。
高垣も人生で初めて気密測定に立ちあうので、少々興奮気味です。
↑この、なにやら測定器らしきものがまさに気密測定の脳みそ。
色々計算して家の気密を明らかにしてくれます。
このバズーカ砲みたいなのはかなり目を引きますが、
なんのことはない、ただのファンです。
現場監督の白形に「何か一発ギャグ的なのください!」
と伝えた結果です。
ちょっとよく分からないし、ホースが顔にかかっているし、
燦々たる状況ですが、
釈明を求めたところ、
本人にも何が起こっているのか分からない様子でした。
気密測定恐るべし!
バズーカ砲の中身です。
ファンと、センサーがチョロっとついています。
換気システムのように「計画されているスキマ」 は事前に塞いでおきます。
気密測定では、「計画されていない不慮のスキマ」を測定するのです。
最初の写真の測定器に表示される測定結果です。
C値 = 0.4 c㎡/㎡
これなら、大手をふって高気密の家、と言えます。
※写真、後日時計回りさせて再アップします…
測定後のひととき。
業者の方に、気密の大切さを教示して頂いている白形。
しっかりと勉強させて頂きます。
「ちょっとカッコいい、より快適な家」
このお家、断熱性能が非常に高いです。
大手ハウスメーカーや地元工務店が普通に作った家では、
到底太刀打ち出来ないくらいです。
気密も、0.4という数字が高い数字ということは、分かる人には分かります。
気密、断熱を高くすると、同時に必ず注意しなければならないのが、
日射への対策です。
陽の光は大きな熱エネルギーを持っています。
明るいから、という理由で何でもかんでも光を取り込めば良い、
などと言ってしまうのは、古い古い考え方です。
家の方位、窓の配置、十分に出た軒/庇、窓の種類、etc…
ただ高気密・高断熱にするだけではダメです。
家造りの知恵を充分に理解し駆使することが、何よりも大切です。
そうすれば、快適で、光熱費を抑えることができる省エネな家ができるんです。
もしそんな家に興味があれば、いつでも高垣を呼んでください。
飛んでいきます。
コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗
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