突然ですが質問です。
エアコンを暖房として使った時の暖かさ、というとどんなイメージですか?
周りに聞いてみると以下のようです。
・部屋の上の方は暖かいけど足元が冷たい
・だからアタマがボーっとする
・風が直接当たって不快
・乾燥する
・電気代高そう
なるほど確かに。
そのイメージはよくわかります。
ですがテクノロジーの進歩はすごいです。
今のエアコン暖房は、マイナスイメージを払拭する機能・性能を既に手に入れています。
・電気代高そう
同じ熱量を作り出すために必要な電気代は、
エアコンがダントツで安いです。
・風が直接当たって不快
人を検知して人に風が直接当たらない方向に風を出す機種はいろいろあります。
・乾燥する
湿度もコントロールしてくれる機種は存在しますね。
加湿器をつける、という対策もあります。
さて、
「部屋の上の方は暖かいけど足元が冷たいため、アタマがボーっとする」
これはどうでしょうか?
実はこれ、家の断熱性能を高めることで解消することができるんです。
まずは論より証拠。
エアコンを使った時の室温の様子はこんな感じ。
上はオレンジ、下は緑になっている様子が分かります。
【断熱等級3】は平成4年に告示された基準に従うもので、
20年前に定められた、レトロな基準です。
レトロと言いつつも、
何も考えていない会社は今でもこの基準で家を作っている可能性が高いです。
床付近が緑色で、冷たい空気が溜まっている様子が分かります。
エアコンからの暖気は冷気の塊に弾かれています。
上半身は暖かいけれど足元は冷たい。
エアコン暖房の典型的なイメージに合致しています。
等級3の家は快適とは到底言えません。
暖色系の色がほとんどを占めていますね。
【断熱等級4】は平成11年に告示された基準に従うもので、
高い性能を持ちます。
等級3の家に比べて床付近の緑色が激減し、
エアコンからの暖気がほぼ床面まで到達していることが分かります。
部屋全体がより一様な温度になり、足元まで暖かくなっています。
この劇的な変化が示すもの。
それは、断熱性能を上げると室温が変わるだけでなく、
室温の分布までもが変わり始める、ということです。
当たり前のようでなかなか気付けない点かもしれません。
詳しい話に興味がある方は、お気軽に高垣までご連絡ください。
喜び勇んで駆けつけます。
ちなみにコラボハウスの家は、何も言わなくても等級4になります。
とは言っても、等級4なんてのは当たり前の基準だと考えています。
平成21年からはさらに上をいく基準が定められています。
トップランナー基準、といいますが、
実はこの基準すら上回る性能を持ったお家が、現在進行中です。
「本当にすごいエコ住宅」と言えるお家です。
これについても、興味のある方はスタッフまでお問い合わせください。
コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗
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