冷蔵庫のおトクな話

前回のブログで、冷蔵庫について目からウロコな事実がある、

とお伝えしていました。
今日はその話。
冷蔵庫は
「容量が小さければ小さいほど消費電力が小さい」
と思っていませんか?
それは間違いです。
実は
「ある特定の容量のものが最も消費電力が小さい」
のです。
じゃあ何リットルが一番小さいの?
これは各社まちまちです。
先日の田島先生のお話では、先生が調べた時のM社の冷蔵庫では、
445リットルがもっとも消費電力が小さい、という結果でした。
これを受けて、高垣が個人的に調べてみました。
参考にしたのは、各社のホームページです。
とりあえず3社ほど。
8/16現在にホームページに掲載されている情報を元にしています。
■M社  465L、520L : 210 (kWh/年) 
 465L と 520L が同率で1位でした。
 どちらも年間の消費電力量が 210kWh です。
 1kWh = 24円で換算すると、1年間の電気代は 5040円 になります。
■S社  440L : 200 (kWh/年)
 1年間の電気代は 4800円 になります。
■T社  501L : 230 (kWh/年) 
 1年間の電気代は 5520円 になります。
単純に一番消費電力が小さいのは、S社の 440Lでした。
さらに計算してみると、「容量の割に消費電力が小さい機種」が見えてきます。
今回調べた3社の中では、M社の 565L が一番でした。
一方、各社いずれでも危険なのが、350L ~ 370Lクラスです。
下手をすると、最も消費電力が小さい機種に比べ、2倍の電気代がかかります。
年間5000円も余分に払って、なおかつ冷蔵庫が小さいことになります。
350Lクラスのものと、450Lクラスのもので、価格差は2~3万円程度でした。
(価格.com参照)
年間 5000円 の電気代の差があるので、
大きい冷蔵庫を買えば、遅くとも6年で元が取れ、
その後もさらにお得が続くわけです。
冷蔵庫を選ぶとき、どんな基準で選びますか?
デザイン?
容量?
機能?
価格?
今後はそこにもう一つ、電気代(消費電力量)も加えてみてください。
さらに注意すべき点があります。
家電製品の消費電力は、
そのままま、その機器が放出する熱量を示しているということです。
室内の気温を下げるためにエアコンを使いますが、
家電製品が放出した熱を逃がすため、エアコンを動かす、と考えると、
出来るだけ消費電力の小さい機器を選ぶことが、
エアコンの稼働率を下げることになり、
さらなる省エネになるんです。
「無駄な」電気を使わない事。
より「省エネ」な機器を選ぶことは、
快適な室内環境を作り出す手助けになるのです。
じゃあ我が家はどの冷蔵庫を買えばお得なの?
と思われた方は、コラボハウスのスタッフまでお知らせください。
高垣が、これです!とお答えいたします。
コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗

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