冷房運転とドライ運転、どちらが省エネ?
という話をします。
まずは運転の仕組みと消費電力。
冷房運転は「温度を下げる」動作のみ。
ドライ運転は「温度を下げる」動作に
「それ以外の処理(再加熱を含む)」が加わるため、
単純な消費電力は除湿の方がやや高くなります。
一方で、人がどう感じるか?
湿度を低下させると体感温度が下がるため、
例えば冷房運転で快適さを感じるには26℃設定が必要なところを
ドライでは28℃設定で快適になる、という効果があります。
それではどちらの方がお得なのか?
高垣家での実験結果は、ドライ運転の方が涼感と電気代のバランスが良いです。
冷房の場合28℃設定では足りませんが、
ドライでは28℃設定でもかなり快適です。
そして、「快適」な環境を作るために必要な電気代はドライの方が安かったです。
ドライ運転時の「それ以外の処理(再加熱を含む)」は、
各メーカーが色々と工夫をしていて効率が良くなっているので、
ドライ運転時の電力のプラスアルファは、かなり小さいのです。
数字で説明しようとすると、
「潜熱」「顕熱」の理解・説明が不可欠ですが、
それはまた後日。
今日の段階での結論は、
ドライの方が電気代オトク、です。
コラボハウス一級建築士事務所
http://collabohouse.info/index.html
高垣吾朗
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