給湯のこれから(1)

給湯機の話。

住宅におけるエネルギー消費のうち、
およそ30%を占めると言われているのが「給湯」です。
結構大きい。
それはつまり、給湯器の省エネを検討すれば省エネに効果大!ということです。

では、給湯機にはどんなモノがあるのでしょうか?
以下に羅列。

ちょうど良いロゴが無かったので写真を載せたのが「エコキュート」。
聞いたことがあるモノ、そうでないモノがあるかもしれませんが、
とにかく色々あります。
そして各社、色々と説明はしていますが、
結局なにが一番良いの?ということはよく分かりません。

というわけで、今後数回に分けて説明しようと思います。

まずは基本の話。
それぞれが何者か?を説明します。

■エコキュート
電気を使ってお湯を作ります
エアコンと同じ原理で熱を作っていて、
1の電気に対して3程度の熱を生み出します。
オール電化向けの電気料金プランを利用することになります。
安い深夜電力を利用して夜間にお湯を作り、タンクに貯めておきます。
それを昼間に使います。
万が一タンクのお湯が切れたら急いでお湯を作りますが、
深夜料金が安い分、昼間の電気料金が高いので電気代がかかります。
その時、お湯を作るのに時間もかかります。

■エコフィール

石油を使ってお湯を作ります。
従来の石油給湯機が改良されて、効率がとても良くなったものです。

■エコジョーズ
ガスを使ってお湯を作ります。
従来のガス給湯機が改良されて、効率がとても良くなったものです。

■エコウィル
ガスでエンジンを動かして発電し、その熱でお湯を作ってタンクに溜めます。
発電した電気はそのまま使われます。売ることはできません。
お湯の使用量が少ない時期には、発電量が減ります。
お湯を作るついでに発電しちゃおう!という仕組みです。
停電時でもガスがあれば電気が使える!と思うかもしれませんが、
停電時には発電できません。

■エネファーム
ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて電気を得ます。
燃料電池というやつです。
その反応の熱でお湯を作ってタンクに溜めます。
あとはエコウィルと一緒です。
停電時には発電できません。

なんだか分かったような分からないような…

以上から、

・それぞれ電気、石油、ガスを使ってお湯を作っている
・なんだか発電するタイプがある。でもそれらは停電時には使えない。
・結局どれが一番お得なんだ?
・エネ○リ君?

といったことが見えてきます。

今回は山も谷も無い、平坦な内容でしたが、
次回は早速お金の話をしようと思います。
乞うご期待?!

コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗

E-Mail : g-takagaki@collabohouse.info

続き↓「給湯のこれから(2)」
http://collabo56.blogspot.jp/2012/06/blog-post_23.html

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